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【レポート】縁(えん)醸すプロジェクト スピンオフ企画 夏の援農会

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縁(えん)醸すプロジェクトスピンオフ企画 夏の援農会を開催しました!

 

 

 

酒米づくりから酒造り、そして蔵人レストランの運営へ・・・佐久の1次、2次、3次産業を全部楽しんでしまおう!というKURABITO STAY初の長期企画!
5月末にプロジェクトメンバーに実際に佐久を訪れていただき、酒米の田植え体験からスタートした “縁醸すプロジェクト”。その後、稲の生育状況や佐久の青い空、雄大な浅間山を望む風景などの写真を都会に暮らすメンバーへレポートしたり、田植えの際に余った稲苗を持ち帰ったメンバーからは、自宅のベランダ等で大切に育てている近況を報告しあったり、、、醸されたご縁は楽しく繋がっています。

 

そんな近況報告の中で、「イベントがない時期でも田んぼを見に佐久へ行ってみたい!」との嬉しいお声をいただき、それでは!と今回の企画が生まれました。佐久の夏ならではを味わっていただくために、酒米の圃場管理、佐久の夏酒13種の飲み比べ懇親会、瓜吟醸粕漬けの仕込み体験(瓜収穫・種取り・塩漬け作業)をプログラムに盛り込み、『うたかたの日々、夏の泡酒で乾杯!田んぼも畑も“夏の援農会”』と題して一般の方も含めて募集し、9名のゲストの皆様で援農体験を行いました。

一日目の午後、酒米を育てている田んぼへ出発。
田植え後も毎日丹精込めて管理をしてくださっている米農家の井出さんに出迎えていただき、例年より1週間ほど早く順調に生育している稲の状況をお聞きしました。

それから、畔の草刈り作業開始です。ひとり2メートル間隔で斜面になった畔に足を踏ん張って、鎌を手に雑草を刈っていきます。水分補給・休憩を取りながら声をかけていくと、額から玉のような汗を滴らせ雑草と向き合う皆様。暑い中で1時間ほどの農作業、本当に大変な作業だったと思います。参加されたみなさんお疲れ様でした!

 

KURABITO STAYへ帰り着くと用意されていたのは、「スイカ割り大会」。

スイカ割りなんて、何十年ぶり?と言いながら、目隠しして棒に額をつけて回って回って… 本当に目が回ってフラフラ、ヨロヨロになりながら、「あ~もうチョット!」、「そこ、そこ!! いいよ~!」、「コツン!」盛り上がりました~!もちろん割ったスイカはみんなでいただきました!とっても甘くて美味しかったです。

農作業やゲームでたっぷり体を使った後の夕宴は、お料理れもん(KURABITO FRIENDLY SHOP)の地元食材を使用した和食弁当と、KURABITO STAY選りすぐりの佐久13種の夏酒のペアリングを堪能いただきました。

 

 

二日目は、早朝から瓜畑へ出発。橘倉酒造で人気商品の『瓜吟醸粕漬』の原料となる白瓜を畑から収穫するところから作業開始。収穫に適したサイズを確認しながら一個ずつ丁寧に。収穫本数を数えながら籠に詰め、白瓜でいっぱいになった重たい籠を畑からトラックへ積み込む作業までおこなっていただきました。素晴らしいチームワークと手際の良さで予定時刻より早く、畑をあとにすることが出来ました。

 

畑から蔵へ戻ると、『瓜を洗い、包丁で切り、種を取り、塩をまぶして桶に漬け込む』作業です。こちらの作業も初めてとは思えないほど手際良く、タイラー社長やスタッフが感心してしまうほど黙々と作業に取り組んでいただきました。風土を活かして日本酒を造ってきた佐久地域は、その酒粕を使った漬物文化が今も地域に根付いています。漬物は発酵食として健康に寄与し、保存食として人々の生活を彩ってきました。佐久の暮らしの知恵が詰まった漬物文化は、ぜひ次世代に引き継がれていってほしいという想いをタイラー社長も口にされていらっしゃいました。今回参加したみなさんの感想から感じた共通項は、 “異日常の暮らしを楽しむ” でした。

今回の企画を通じて、素朴な佐久(田舎)の夏の暮らしを体験したい方、異日常を体験したい方がいらっしゃることを嬉しく感じました。KURABITO STAYでは、蔵人体験はもちろんのこと、リピーターのお客様にも新鮮にお楽しみいただけるような様々な企画で佐久を楽しんでいただき、訪れていただけるよう、これからも心を尽くしてまいります。

 

 

今後のレポートもどうぞお楽しみに!