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2021年 年末のご挨拶 〜世界一の日本酒ツーリズムの実現を目指して〜

2021年 年末のご挨拶

 

いつもKURABITO STAYをご利用いただき、地域の皆様にはご支援いただき、ありがとうございます。皆様は今年どんな一年だったでしょうか? KURABITO STAYは創業から約2年間の地道な取り組みが実を結び、「世界初の酒蔵ホテルで、世界一の日本酒ツーリズム」をお客様にご提供するという目標に一歩近づくことができた一年となりました。今年もたくさんの素晴らしい出会いをいただきました。新しい年を迎えるにあたり、2021年を振り返ってみたいと思います。

 
 
 

会社として 〜掲げたミッション・ビジョンとどう向き合ったか〜

安心・安全を第一に 〜ゲストが安心して蔵人になるために〜

KURABITO STAYは、2020年3月開業しました。それは、第一波と呼ばれる新型コロナウイルスの全国的な初めての感染拡大が起きた時期とピタリと重なりました。社会に先行きの見えない不安と苛立ちが立ち込める中、私たちは「お客様に対して、地域の住民・事業者の方々に対して、徹底して誠実であること、そして絶対に諦めないこと。」を決意し、その後も長期化したコロナウィルスの影響により人々の移動や直接の交流が制限される中、今後どのような滞在・交流の形をご提案できるのかを考量してまいりました。KURABITO STAYでは「衛生管理」、「健康管理」と「3密回避」の3つの対策軸を掲げ、サービスをwithコロナ時代に対応するよう進化させ、2021年は86名様のゲストを蔵人としてお迎えし、安心・安全な環境下で蔵人としてのご滞在を体験していただきました。アンケートでは、満足度100%、ご友人・ご家族にも紹介したいとおっしゃってくださる方が99.9%という非常に高い評価をお客様からいただくことができました。(開業からは延162名様)
KURABITO STAYがミッションとして掲げている「百年後も誇れる故郷を守り伝える」を実現するために、「酒蔵ホテルに滞在しながら、蔵人体験」という世界でここだけのサービスを通して佐久の豊かさを世界に発信するという私たちの挑戦は始まったばかりですが、たくさんのお客様のご支持が私たちの力となり、地元の皆様からのご理解も得ることができた1年となりました。今後も、私たちは引き続き「安心・安全」を第一に掲げ、お客様と社会に誠実に、世界一の日本酒ツーリズムを実践して参ります。

 

 

 

 

ホスピタリティ・カンパニーを目指して 〜評価をこれからを創る力に変える〜

今年の最後に、とても嬉しく光栄なことがありました。2021年1119日(金)に、総理大臣官邸にて開催された「ディスカバー農山漁村(むら)の宝」(第8回選定)有識者懇談会で、KURABITO STAYが中核法人を務めるSAKU酒蔵アグリツーリズム推進協議会の取り組みが優良事例に選定され、特に優良な事例として特別賞(「農泊賞」)に選定されました。
 
「ディスカバー農山漁村(むら)の宝」(第8回選定)選定結果はこちら
 
KURABITO STAYは、持続可能な地域社会をツーリズムの力で実現するために、この「酒蔵ホテル」そのものが、地域の皆様に応援していただきながらもビジネスとして持続できるということを重要視し、綿密に計画を練り、地域の事業者の方々と想いを共有する時間も大切にしてきました。協議会の設立は、KURABITO STAYのミッションを実現するための必要条件でした。開業2年目の2021年の1年間はGO TOトラベル等の実施もない中で本当の実力が試された1年となりましたが、様々な支援策のあった対前年比とほぼ同様の売上を実績として作ることができました。お客様のアンケート評価は前述したとおりです。「売上はお客様からの信頼、価格はお客様の満足度」という言葉がございますが、ビジョンとして掲げたホスピタリティ・カンパニーとしての姿も大切にでき、地域の事業者の皆様との信頼関係、絆もより深まりました。KURABITO STAYがお客様にご支持いただくことで、弊社とお取引のある事業者やそこで働く方々、スタッフも幸せになることを目指しています。弊社の取り組みに対して評価をしてくださった関係者の皆様をはじめ、「酒蔵ホテルを核にした観光地域づくり」の取り組みに共感し、日々お力添えくださる皆様に心より感謝申し上げます。評価は過去のものであり、これからへの期待と捉え、さらに満足度の高い「世界一の日本酒ツーリズム」を目指して地域一丸となって取り組んでまいります。「蔵人になれるまち 佐久」へ、皆様どうぞお出かけください。酒蔵周辺を歩けば、まちが、人々が、あなたを蔵人として受け入れます。

 

 

 

 

取引先様へ 〜酒蔵と周辺地域の真の価値を再定義し、競争戦略を描く〜

創業320余年の老舗酒蔵 橘倉酒造様とのパートナーシップ契約を結び、井出社長をはじめとする社員の皆様に多大なるお力添えをいただきながら、KURABITO STAY第1号店は圧倒的なブランディングとサービス品質を実現することができました。蔵元のファンづくり、日本酒の販売への貢献、KURABITO STAYの発信力等、ご評価をいただいております。このノウハウをいよいよ長野県内へ、そして全国へ展開し、酒蔵ホテルの輪を広め、次の10年間の日本酒ツーリズムをもっと面白くしたいと考えています。KURABITO STAYでは今年、酒蔵ホテルコーディネートサービスを開始しました。

“地域を際立たせる” 発想力・構想力・ノウハウで、地域のブランド力を高め、競争力を強化していくための戦略立案をお手伝いします。

 

 

 

 

お客様へ 〜2021年の活動を振り返り〜

 
オンラインイベント SakaguLive サケソニック開催(1月〜2月)
コロナ禍の中での新たなツーリズムを模索し、面白法人カヤック様のお力添えをいただき、全国の新成人を佐久の美味しい日本酒で祝福する参加型イベントとして実施しました。日本酒で祝う「オンライン成人式」や、酒蔵オーナーによる「うちの酒に合うおつまみ教えまSHOW」のコーナーは特に盛り上がりました。佐久の酒蔵ツーリズムをもっと面白くする「ブレストワークショップ」は、カヤック様らしさあふれるコーナーで、参加者の方々からいただいたアイデアはこれからも実現に向けてあたためていきたいと思います。オンラインを活用したバーチャルツーリズム、リアルな体験、物販を組み合わせたハイブリッドツーリズムの先駆者となれるよう奮闘した年初めでした。
 
サケソニックDay2のアーカイブはこちらから

 
 

新サービスの日本酒販売サイト KURABITO STORY開設!
通販サイトでは、「佐久と酒に宿る愉しみをもっと。」をコンセプトに、佐久の日本酒の知られざる魅力の一面を発見していただけるよう、日本酒づくりの背景や物語を発信しています。佐久エリアの日本酒を横断的に取り扱う通販サイトを、長野県の支援とクラウドファンディングを通して立ち上げることができました。たくさんのサポーターの皆様に応援をしていただき深く感謝しております。この通販サイトは今後も成長させていきたい重要な戦術の一つとして位置付けています。
 
日本酒通販サイト KURABITO STORYはこちら

 
 

蔵人体験
緊急事態宣言等により、営業を自粛せざるを得なかった期間もありましたが、延86名のゲストを蔵人としてお迎えすることができました。2020年よりも進化した蔵人体験は、多くのリピーターのお客様を獲得することもできました。さらなる進化を目指して、これからもサービス品質向上に全力で取り組んで参ります。

 
 
田植え(5月)
酒米づくりから酒造りまで一貫した蔵人体験への挑戦も開始しました。写真は、モニターツアーでご参加くださったお客様が田植えのお手伝いをしてくださった純米吟醸「無尽蔵」の原料である「ひとごこち」の圃場です。契約農家さんに田植えの指導をしていただきながら、酒造りにこだわることは原料にこだわることに繋がっていくことを感じました。2022年は、いよいよ橘倉酒造の自社田での酒米の栽培が始まりますが、KURABITO STAYとしても積極的に酒米づくりに関わる企画を実施していきたいと思っております。乞うご期待!


 
 
佐久地域13酒蔵、111銘柄のテイスティングコメントの公開(6月)
SAKU酒蔵アグリツーリズム推進協議会は、佐久史上最もわかりやすく、地域内の多様な日本酒の味わいや特徴を発信するために、地域全13酒蔵で合計約110銘柄のテイスティングコメントを作成し、その内容を公開しました。このテイスティングコメントは、ワイン&日本酒エデュケーター山崎和夫氏が作成しました。日本ソムリエ協会が推奨する、ワインに準じた国際共通言語によるテイスティングアプローチを採用し、表現用語にも極力ワインと共通のものを使用しました。
 
長野県・佐久地域全13酒蔵、合計約110銘柄のテイスティングコメントはこちら
 
誰でも、いつでも、どこからでも、無料で、何度でもご覧いただくことができます。酒販店、飲食店ご関係者様には、ご商売にもお役立ていただければ幸いです。「佐久の日本酒をもっと身近に、日本酒のある心豊かな食卓を」実現するための活動を、今後も引き続き取り組んで参ります。

 
 
蔵人の健康朝ごはん 体験会(7月〜8月)
KURABITO STAYでは、蔵人体験のゲストの皆様にこだわりの朝ごはんを心を込めてお作りしています。お客様からの満足度100%の朝ごはんは、佐久の地元食材をふんだんに使い、発酵や麹のパワーをかりた心と体を元気にしてくれる工夫がいっぱいです。そんな人気の朝ごはんをお召し上がりいただける夏休み限定の企画を実施しました。麹を使ったレシピは、お客様にご満足いただくことができました。これからも、心を込めて蔵人の皆様に朝ごはんをお作りして参ります。

 
 
日本酒とスイーツの会 夏(8月)
佐久平駅前に店を構える人気フレンチレストラン Croissance(クロワサンス)様とのコラボ企画で、香り高い日本酒とフルーツをふんだんに使ったスイーツのコースを通して、新しい美味しさとの出会いや、日本酒に親しむきっかけをご提案する新企画も実現しました。「日本三大スイーツの街 佐久」でこの企画を実現するのは数年来の夢でしたが、青木シェフとの出会いにより、佐久の魅力がつまった満足度の高い連続企画となりました。

 

日本酒とスイーツの会 秋(10月)

 
 
稲刈り(10月)
晴天に恵まれた稲刈り日和に、酒米「ひとごこち」を収穫しました。ここから約1ヶ月後に、この酒米を使った日本酒づくりが始まりました。出来上がったお酒を、田植えから携わってくださったお客様にお届けできたときの嬉しさはひとしおでした。

 
 
新酒献上祭(11月)
1年で最も盛り上がる企画と言っても過言ではないかもしれません。その年最初に仕込んだお酒を酒造りの神様に捧げる神聖な儀式を経て、本格的な酒造りがスタートします。今年も無事に一番搾りが出来た喜びをKURABITO STAYのゲストの皆様と共有できました。2022年は、さらに盛大に実施できるようになっていることを心より願います。これまでに一度ご参加くださったお客様も十分に楽しんでいただける企画ですから、ぜひご参加をご検討ください。

 
 
稲穂のお正月飾りづくり ワークショップ(12月)
atelierLEO様とのコラボ企画で、蔵人体験以外の初のワークショップを開催しました!酒蔵でのワークショップらしく稲穂をメインに使ったお正月飾りをご提案しました。大変人気の企画となり、地元の方々に喜んでいただける企画ができたことは、KURABITO STAYとしても新たな一歩を踏み出すことができました。これからも蔵人体験の合間にも、お客様に喜んでいただける楽しい企画を強化して参ります。

 
 
バスツアー(12月)
KURABITO STAYでは旅行業の免許を活かし、日本酒の酒蔵だけでなくビール工場やワイナリー、果物狩りなどを組み合わせた様々な地域周遊企画を実施しています。複数のパートナーズと連携して進めるバスツアーは、企画や手配に多くの時間がかかりますが、その分、大きなやりがいを感じることができるのは、佐久の人々とお客様との接点を創ることができるからです。点から面へ、そして、人と人の繋がりのある立体感のある第二の故郷へ、「また佐久に行きたい」と思っていただける演出に携われることは本当に幸せなことです。今年はバスツアー の企画は12月の実施した1企画のみでしたが、来年はさらにKURABITO STAYが得意なバスツアーの企画も強化していきます。ご期待ください。


 
 
 

本年も大変お世話になりました。
来年も引き続き、よろしくお願い申し上げます。

 
コロナ禍の中だからこそ気付けたことが数多くあり、人とのご縁に感謝し、成長できた1年間でした。これからもお客様と社会に誠実に、ツーリズムによる持続可能な地域社会の実現を目指して、世界一の日本酒ツーリズムを展開して参ります。今後とも、よろしくお願い申し上げます。