風土

北に浅間山、南に八ケ岳、東に荒船山、西に蓼科山、山々につつまれた信州佐久。山々からの恵み伏流水と古くから盛んだった稲作、冬の厳しい寒さのこの地で酒造りが育まれてきました。

四季の情景

SCENERY

春-初夏

4月-5月
田が水鏡となる初夏

お酒づくりは酒米づくりからはじまります。冬の間の土づくりから始まり、種籾から苗を育て、5月初旬に清らかな水が、先人から受け継いできた水路を通り水田に満たされ、田植えが行われます。川の清流・山からの伏流水・ため池など、地域によって水田の水源は様々です。

梅雨-夏

6月-8月
稲の緑が清々しい夏

佐久地域の標高は650m〜1500m程。高い晴天率、昼夜の寒暖差、夏の朝夜の冷涼さ、開けて風通しの良い地形など、内陸高原特有の気候風土が、稲をすくすくと成長させます。目の前に広がる、稲の緑が美しい田園風景やここにある営みを感じながら佐久のフィールドを駆け抜けます。

晩夏-秋

9月-10月
田が黄金色に輝く実りの秋

秋になると、稲穂が垂れはじめ、田園風景は黄金色に染まります。農家は忙しく収穫の準備をし、軽トラックが忙しく動き回ります。家族総出で稲刈りをする農家、コンバインで淡々と稲刈りをする農家、刈った稲を天日乾燥させる稲架掛けの風景を眺めることができます。

秋-冬

10月-3月
恵みを醸す冬

お酒の原料は水とお米です。水は、お酒の成分の80%を占め、お酒にとってとても重要です。お米は麹となり、お酒の味わいの核になります。佐久地域を抱く山々からの恵みである、清らかな水と、その水で育ったお米、この恵みと厳寒な冬の気候を活かし、佐久地域の酒蔵はお酒を醸しています。

風土

TERROIR

清水

WATER
清らかな伏流水

浅間山、荒船山、八ケ岳、蓼科山などの山々からの恵みである清らかな伏流水が佐久地域の恵みとなります。この伏流水が稲作をはじめとする農業や、漁業、お酒造りには欠かせません。

土壌

SOIL
豊かな土壌

四方を浅間山、荒船山、八ケ岳、蓼科山などの山々に抱かれた平らで肥沃な土壌。この地形と土壌を活かして稲作や農耕が盛んにおこなわれています。

気候

CLIMATE
夏は冷涼で冬は厳寒、晴天が多い清々しい気候

標高650mから1500mほどで夏は寒暖差があり冷涼な気候、冬の寒さは厳しく年間を通して晴天率が高い清々しい気候です。

稲作

RICE
清らかな伏流水と

粘土質の土壌が育むお米

浅間山、荒船山、八ケ岳、蓼科山の四方の山々から運ばれた清らかな伏流水と粘土質の土壌が育んだお米は粘りと甘みが強いのが特徴です。酒米の生産も行われています。

農業

AGRICULTURE
豊かな土壌が育む作物

佐久地域では、豊かな土壌で大小様々な規模の農業が営まれています。近年では有機栽培や、無農薬栽培に取り組む農家も増え、安心で美味しい生命力に溢れた野菜や穀物をいただくことができます。

果実

FRUITS
昼夜の寒暖差がおいしくする果実

佐久地域では昼夜の寒暖差や晴天率の高さ、風通しの良さを生かしたりんごや桃などの果実の生産が盛んです。中でもプルーンは昭和30年代から栽培が行われはじめ、生のプルーンが直売所やスーパーに並びます。サイクリングの途中で様々なフルーツに出会えます。

淡水魚

FRESHWATER FISH
清流が育む魚

山々からの清らかな水を利用し、佐久鯉や信州サーモンなどの川魚の養殖が行われています。清流が育んだ魚は臭みがなく、肉厚で旨味がたっぷり含まれています。